調査

毎月恒例のライトトラップ調査

今年の秋は例年に比べて暖かい気がする。冷え込みが甘いせいか紅葉の色づきがイマイチである。しかし、それほど寒くないので夜間調査にはありがたい。 もしこのまま(温暖化の影響で?)暖冬が続けば、秋の色づきがわろしということになり、それはそれで風情…

ロガーデータ回収2

先日の続きのデータ回収。 今年のデータを見ると、梅雨時の長雨の様子がよく分かる。一方夏場の雨がとても少ない。光量も測っているのでいつ頃、植物が葉をつけて、また落としていくかというパターンも分かってきた。地道なデータ集めだが、この森の実態がよ…

ロガーデータ回収1

鳥調査終了後、ノートパソコン片手にロガーのデータ回収。 今日の午後は、民族自然誌研究会なので、急いでデータの吸い出しや、電池交換をする。そのうちV14に設置したロガーがうんともすんとも言わない。また故障かも知れない。次回交換するとしよう。

鳥類調査

テント泊が快適だった季節は過ぎさり、午前4時頃の寒くて眠れない夜を過ごす。やっと朝がきた。思わず祈りたくなる。昔見た映画、「生きてこそ」が脳裏をかすめる。夏用シュラフを持ってきたことをひたすら悔やむ。 鳥調査6:30スタート。 森の入り口でアオ…

ライトトラップ調査

夜は、「龍谷の森」で毎月恒例のライトトラップ調査。夜は冷え込みが強くなってきた。 こんな夜でも活動している虫がいる。今夜はヒメヤママユがたくさん飛んできた。里山の秋を代表するとても美麗なガ。光に集まってきても、しばらくすると体が冷え切ってし…

鳥類調査

毎月恒例の鳥類調査。日の出も遅く6時起床。夜は涼しくテント泊も快適だ。 天気は良いのだが、鳥の鳴き声はまばらだ。毎年この時期、夏鳥は南に飛び去り、冬鳥の到来には早いため、渡り鳥の空白期間にあたる。鳴き声はなじみの留鳥ばかり。せめてもの救いは…

ライトトラップ調査

実習の後片付けをすると急いで「龍谷の森」に向かう。今夜は毎月恒例のライトトラップ調査。夜はけっこう冷え込む。長袖でちょうどいいくらいになってきた。 2004年から毎月続けてきたこの調査。この森の昆虫相もだいたい分かってきたので、11月末で終了する…

鳥調査

朝4時30分。ヒグラシの大合唱で目が覚める。5時02分。ぴたりとヒグラシの鳴き声がやむ。次はニイニイゼミの出番。 Sルートに移動し、5時30分鳥類のラインセンサス調査開始。 今日の鳥は、メジロ・スズメ・シジュウカラ・ヤマガラ・ハシブトガラス・コゲラ・…

ライトトラップ

毎月恒例のライトトラップ調査。先日の大雨で、森が水没したが、さすがにもう大丈夫だろうと「龍谷の森」に入る。 夕刻、夕立が来たので林内の湿度は異常に高い。向こうがかすんで見える。Sルートはぬかるんだまま、Vルートも所々水がたまっている。毎月幕を…

IBOY調査

水場2カ所にIBOY方式の昆虫相調査用のマレーゼトラップを設置。水場作成による昆虫相変化の継続調査中。この調査は昨年から開始。年3回しており、今年初。あとタワーにはウィンドウトラップ設置。 3日間連続で設置し、とれた昆虫を毎日回収する。今年からは…

ライトトラップ調査

毎月恒例のライトトラップ調査。梅雨で延期になっていたので、6月分の調査。 連日雨のすぐれない天気だったが、なんとか降っていない今日強行。 しかし、ついていない日はとことんついてない。 まず車のインキー(JAFを呼んで事なきを得る)を手始めに、酢エ…

ピットフォール

今日は、「龍谷の森」に新規の定点ピットフォールを5つ設置した。設置場所は、R14のコウヤミズキのあるあたり。この場所は粘土層があるため、小さな水たまりがあり、年中湿気ている。湿性環境の指標であるリョウメンシダも生えている。 この森では湿性環境は…

鳥類

もうすぐ6月といっても明け方は冷える。午前4時頃、寒さで目が覚めるがシュラフの中で丸まってまどろむ。5:00起床、やや寝坊。5:11調査開始。明け方ホトトギスが鳴いていたようだ。 今日の鳥18種: スズメ、メジロ、ハシブトガラス、ヤマガラ、キビタキ、…

ライトトラップ

毎月恒例の「龍谷の森」での調査。京都南インターがリフレッシュ工事のため通行止めだった。思わぬ遠回りを強いられ、結局巨椋池インターを使う。 日没前に入山。一緒に調査している2人が先に準備をしてくれて助かった。しかしすっかり日が長くなったものだ…

「龍谷の森」のコウモリ

イギリス人のコウモリ研究者のD.H.さんに「龍谷の森」のコウモリ相を調査してもらうことになった。いつもの簡易型とは違い、録音もできる高性能のバットディテクターを持って森に入る。 同行したYくんと、この森にいるコウモリの英語名を事前に覚えてきた。…

鳥類

毎月恒例の鳥類調査。今年初のテント泊。 朝、4時40分、キビタキの声で目覚める。なかなかよいモーニングコール。タワーのすぐ近くにいるようだ。 Sルートに沿ってラインセンサス。確認できた種は21種:アオサギ・スズメ・ウグイス・エナガ・カワラヒワ…

コウモリ

「龍谷の森」の森林観測タワーにIBOY式ライトトラップを設置していると林冠をなにかが飛んでいる。 コウモリだ。ときおり急降下して林冠を飛んでいるガを捕まえているようだ。ガは種類によって、コウモリの発する超音波を捕らえるための耳を持っている。超音…

調査中止

GW中はよい天気が続いたが今晩の夜半から明日にかけて雨の予想。ライトトラップと早朝の鳥類調査は来週に延期。

竹筒トラップ回収

昨年6月に「龍谷の森」に設置した竹筒トラップ を回収した。 中を開けてみると、いるわいるわ。いろんなタイプの巣が見つかった。 葉っぱを詰めたもの(右の写真)、泥で間仕切りをしたもの、泥で繭を作っているもの。 しかも筒の太さや設置場所で入っている…

ライトトラップ

所属が変わったため、ばたばたしていた。気づけば更新がしばらく滞っていた。時間を見つけ、これまでのことを遡って記録しておこう。 今日は毎月恒例のライトトラップ調査。里では、サクラが咲き始めたが、山はまだ冬景色。コナラもまた芽吹く気配がない。一…

イタチ罠設置

「龍谷の森」から田上山系にかけて、イタチ罠を設置した。このあたりには在来種のニホンイタチと外来種のチョウセンイタチがいる。これらの分布域の調査。 生け捕り罠で餌は、フナ。これを水辺に設置していく。 予測では、ニホンイタチは山でチョウセンイタ…

ピットフォール

毎月恒例のピットフォール調査。埋めてあるボトルのフタを開けて屋根にする。寒い日の林床は動くものもまばらだ。生き物がほとんど活動していないというデータも必要。 道中赤い実が目に入る。今年はとくに多い気がする。サルトリイバラ・マンリョウ・ソヨゴ…

バルーン打ち上げ

「龍谷の森」の植生写真を撮るために、1/10から連日、バルーンを揚げている。今の時期は、落葉しているので昨年6月 のデータと比較すると、コナラなどの落葉樹の位置がよく分かる。 今日は、瀬田キャンパス側から飛ばした。冬にしては珍しい東風。バルーンは…

ピットフォール回収

雪もすっかり溶けてなくなった。先週の雪景色が嘘のようだ。森の木々もすっかり葉を落としている。今年は冬鳥が少ない気がする。恒例のカケスやシロハラの鳴き声をほとんど聞かない。カケスが少ないのは、奥山のドングリの実りがよかったせいかもしれない。…

雪上の足跡

今年最後の鳥調査。朝、森にはいると、雪の上に獣たちの足跡がたくさん見つかる。調査ルート上を歩き、また森の奥へと消えていく足跡たち。その一つを追いかけてみた。 足跡は、V14のルート上に続く。大きさからタヌキだろうか。歩きやすいのかルートからは…

ライトトラップ調査

今年の12月はやけに寒い。昨夜から降り続けた雪のため延期にしようと思ったが、夕刻から止むようなので調査に出かけた。 森は一面の銀世界だった。冬の調査は2年目になるがこれほど積もったことはなかった。といっても、10cm足らず。予定していたピッ…

ロガー交換

温湿度・土壌水分・光量を自動記録するロガーのデータを見るため、ノートパソコン片手に森に入る。コドラートごとのデータを回収していく。 データによると8月初旬が一番熱く、33℃くらいまで気温が上がっている。下界でも熱風が吹き荒れた頃だ。一方、11…

鳥類調査

晩秋、滋賀県南部の紅葉は今がピークだ。樹種によって落葉の時期がかなり異なる。コナラは多くの葉が残っているが、ヤマザクラやウワミズザクラの類はほとんど葉を落としている。ルリビタキも森に帰ってきたようだ。冬の使者でもあるシロハラの声は聞けなか…

鳥の巣探し

「龍谷の森」では、昨年の6月から毎月一回の鳥類調査している。これまでに41種類を確認した。孤立した里山林の割には種数が多い。さらに春先よくさえずっているので、この森で繁殖している種類も多そうだ。しかし鳥の巣はほとんど見つけたことがない。そ…

全天空写真

この冬、設置したコドラート内を伐採する予定*1。この伐採前後でどれくらい光環境が変わるかを調べる必要がある。一つはロガーだ。このコドラートには、光量子・温湿度・土壌水分を調べるロガーが設置してある*2。もう一つのが今回の全天空写真。これはデジ…