鳥類調査

毎月恒例の鳥類調査をした。テント泊だったので、今月もキビタキのモーニングコールで目を覚ます。夏至が過ぎたとはいえ4時半すぎから鳥たちは賑やかに鳴き始める。


今月確認できた種類:スズメ・メジロヤマガラコゲラキビタキヒヨドリハシブトガラスオオタカエナガホオジロイカル・ウグイス・シジュウカラの13種。センサス外では、ホトトギスヤブサメオオルリもいた。最近オオタカが2羽で鳴き交わす声をよく聞く。この片一方は鳴き方が拙い気がする。もしかすると巣立ったのかもしれない。昨年は、オオタカがサギ類を食べた痕らしき散乱した白い羽を林内で何度か見かけた。

ピットフォールトラップ回収

里山管理実験区*1に設置したピットフォールトラップに入った昆虫を採集した。オオオサムシマイマイカブリの幼虫や成虫・オオクビボソゴミムシ・ヒラタゴミムシ類他たくさん入っていた。このトラップには餌を入れていないので、単純に通りかかった虫が落とし穴に落ちる仕掛けとなっている。そこそこ数が入るので、この森にはいっぱいいるのだろう。これらの昆虫を支える土壌生物などの餌生物も多いのだろう。里山の管理が放棄された林床には落ち葉が降り積もっているので、ミミズをはじめとする土壌生物が多いのかもしれない。しかし、この乾いた森でカタツムリを見かけることはほとんどない。マイマイカブリは何を食べているのだろうか。小振りなマイマイカブリを見ながら考えた。

*1:里山管理実験区についてはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/kheperer/20050520