2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼフィルス初記録

毎月恒例のS/Cルート*1のピットフォールを回収した。ついでにSルート上でゼフィルス*2を探した。というのもこの森にはゼフィルスの記録がないのだ。いないのではなく、単に発生シーズンに誰も調べていないからだ。いざ探してみると、拍子抜けするくらいあっ…

ピットフォールトラップ回収

里山管理実験区*1に設置したピットフォールトラップに入った昆虫を採集した。オオオサムシ・マイマイカブリの幼虫や成虫・オオクビボソゴミムシ・ヒラタゴミムシ類他たくさん入っていた。このトラップには餌を入れていないので、単純に通りかかった虫が落と…

鳥類調査

毎月恒例の鳥類調査をした。テント泊だったので、今月もキビタキのモーニングコールで目を覚ます。夏至が過ぎたとはいえ4時半すぎから鳥たちは賑やかに鳴き始める。 今月確認できた種類:スズメ・メジロ・ヤマガラ・コゲラ・キビタキ・ヒヨドリ・ハシブトガ…

今月のライトトラップ

毎月恒例のライトトラップをした*1。蒸し暑く風もない好条件だ。昨年の結果では6月が昆虫の数が一番多かった。今月の結果は去年を超えるすごい数だった。 ライトトラップの結果は、タワーの下部のハエ目だけでなんと約1400個体! これは昨年の半年の間(6−…

コドラートの境界ロープ張り

今日、ニイニイゼミの初鳴を聞いた。夏がそこまで来ている、、、というより、もう夏に突入した気になるほど暑い日が続く。実際に各地で6月の最高気温を更新しているようだ。 この蒸し暑いなか里山管理実験区*1のコドラートの周りにトラ模様のロープを張った…

竹筒トラップ設置

カリバチの生態を調べるために竹筒トラップを仕掛けた。カリバチには、筒の中に産卵し幼虫の餌を運びこむ種類がいる。このトラップを異なる環境に設置すると、カリバチの種類の違いや餌メニューの違いを調べることができる。 トラップは、内径の異なる4種類…

ホタル調査

「龍谷の森」南側の上田上堂町の水田地帯でホタルの出現調査をした。このあたりの田んぼは、ほ場整備されていないためか、いい水辺環境が残っている。 あぜ道を歩きながらホタルを探す。日が落ちると少し肌寒い。遠くで鳴くフクロウの声をかき消すようにケラ…

夜の森

昨夜、アカネコール*1で捕れた昆虫を回収した。講義を終えてから、暮れ行く森に明かりを持たずに入った。あたりに闇が広がると、別の感覚が研ぎすまされる。 暗くなるにつれて鳥の鳴き声がやむ。闇の奥から枝が折れる音がする。足を止めて耳を澄ます。獣かと…

ホトトギス

夕暮れの19時くらいにCルート上でホトトギスの鳴き声を聞いた。今年は森の中で鳴き声をよく聞く。昨年は、夜間に上空通過している鳴き声を聞いただけだ。 方丈記にもホトトギスが出てくる。方丈記の作者鴨長明の庵は、龍谷の森から瀬田川を挟んで西側の山…

チョウ類調査

梅雨入り前の雲一つない晴天のもとチョウ類のラインセンサスをした。ラインセンサスとは、特定のルート上を移動しながら行う調査。調査ルートは熊谷-V15-R15-S-C*1。調査内容は、チョウの種類・行動・個体数の記録。 成虫は9種確認できた:キチョウ・ヒメキ…

バルーン浮揚

「龍谷の森」の植生調査のためバルーンを揚げた。バルーンにはカメラが付いており、上空から写真が撮れる。撮れる写真は風まかせだ。 北風だったので、まず北側の公設市場の角から飛ばした。しかし風がやんだため公設市場の写真ばかり撮れる。人工衛星から軍…

バルーン浮揚下見

「龍谷の森」の植生を上空から撮影するために、バルーンを上げる予定だ。直径2.5mのバルーンにつけたカメラで高度約400mから撮影する。写真からは、樹種・樹高・本数が判別できるそうだ。これらの情報から森に蓄えられている木材の量(材積量)が計算できる…

田上散策

「龍谷の森」のある瀬田丘陵の南側には、田上(たなかみ)と呼ばれる水田地帯が広がる。瀬田丘陵が里山なら、田上が里地となる。その中をかつての暴れ川である大戸川が流れる。この川の氾濫により神社が移され、集落も移動した。この地域の歴史は大戸川の氾…