ホタル調査

kheperer2005-06-16



龍谷の森」南側の上田上堂町の水田地帯でホタルの出現調査をした。このあたりの田んぼは、ほ場整備されていないためか、いい水辺環境が残っている。


あぜ道を歩きながらホタルを探す。日が落ちると少し肌寒い。遠くで鳴くフクロウの声をかき消すようにケラやアマガエルの大合唱が響く。懐中電灯を消してしばし目を凝らすがホタルはいない。しょうがないので田んぼの生き物観察モードに切り替える。タイコウチコオイムシ/シマゲンゴロウ/コシマゲンゴロウ/ハイイロゲンゴロウ/ヒメガムシ/各種ヤゴ/ホウネンエビ/カイエビ/ミジンコ/メダカ/ドジョウ/オタマジャクシ/アマガエル/トノサマガエル/チスイビル/タニシなどがいた。


ここは、田んぼごとに生物相がまったく違う。農薬や肥料などの施行が違うのかもしれない。カブトエビを期待したがいなかった。自宅のある京都市西京区では、住宅地の中にある小さな田んぼにカブトエビがいる。珍しい生き物ではないが、三葉虫を彷彿とさせる形に魅かれる。
肝心なホタルの成虫は、ゲンジボタルを2個体見かけただけだった。少し早いのか、それともここには少ないのか。何事も少し口惜しいくらいが花などと言い聞かせて帰宅した。


ヤゴを捕らえたタイコウチ
[2005.6.16: 堂町]