竹筒トラップ設置

kheperer2005-06-17



カリバチの生態を調べるために竹筒トラップを仕掛けた。カリバチには、筒の中に産卵し幼虫の餌を運びこむ種類がいる。このトラップを異なる環境に設置すると、カリバチの種類の違いや餌メニューの違いを調べることができる。


トラップは、内径の異なる4種類の筒を用意し、それぞれ10本(一番太いのは5本)束ねる。材料は太いものから順に、ハチク、メダケ、ヨシ。この準備が一苦労。設置場所は19地点。里山管理実験区8カ所*1、水場予定地、尾根筋、谷筋、林縁、植林それぞれ2カ所ずつ、竹林1カ所。設置した筒の数は計665本にもなる。回収は秋。


この調査は、金沢大学の所有する里山林「角間の森」でも行われているため、結果が比較できる。
何が入るか秋が楽しみだ。

*1:里山管理実験区についてはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/kheperer/20050520