コドラートの境界ロープ張り

kheperer2005-06-25



今日、ニイニイゼミの初鳴を聞いた。夏がそこまで来ている、、、というより、もう夏に突入した気になるほど暑い日が続く。実際に各地で6月の最高気温を更新しているようだ。


この蒸し暑いなか里山管理実験区*1のコドラートの周りにトラ模様のロープを張った。ロープを張らないと20m先にある高さ1mほどのコドラートの境界杭がどこにあるのかわからない。それくらい放置里山林には植物が生い茂っている。


さらにコドラートの中心にピットフォール(落とし穴式)トラップを5個設置した。コドラートでは落ち葉かきや全樹木を伐採する予定なので、ピットフォールに入る昆虫相が実験前後で変化するかもしれない。


蒸し暑い林内を歩くと、ホタルガやハグルマエダシャク等が多く飛び立つ。ここ1−2週間で一気に森のガ類が増えた気がする。クモの巣も多く、クモの巣を取り払う棒がないと顔に巣を引っかけては立ち止まるはめになる。Sルート上ではコシロカネグモが一番多く、オニグモの仲間もいる。


ルート標識の杭にホソアシナガバチが巣を作っていた。巣に気づかずに荷物をおいて、危うく刺されそうになった。
ホソアシナガバチは低山に多く、アシナガバチの中では細身の形態をしている。Sルート上では、2カ所で巣を確認した。
[2005.6.25: S535]

*1:里山管理実験区についてはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/kheperer/20050520