田上散策

kheperer2005-06-01

龍谷の森」のある瀬田丘陵の南側には、田上(たなかみ)と呼ばれる水田地帯が広がる。瀬田丘陵が里山なら、田上が里地となる。その中をかつての暴れ川である大戸川が流れる。この川の氾濫により神社が移され、集落も移動した。この地域の歴史は大戸川の氾濫の歴史でもある。


今日は、田上を知るために大戸川を軸として、上流の大鳥居(大戸川ダム予定地)から瀬田川との合流地点まで見て回った。訪れた場所は、牧の八幡神社、田上鉱物博物館、毛比知神社、黒津の三尾山大日堂(大日山)。


三尾山大日堂は瀬田丘陵の西のはずれにあり、常緑広葉樹の森が残っていた。胸高直径70-80cmもあるシイやカシの巨木が多く立ち並び、昼間でも鬱蒼としている。この地域の原生植生に近いのかもしれない。
[2005.6.1: 三尾山 (大日山)]