キノコ調査
今日は龍谷の森のキノコ相の調査。主催は関西菌類談話会。50人以上も集まり、なかなかの盛況。森の小道を歩きながら、目についたキノコをすべて採集。この森には5mおきに番号のついた杭が打ってあるので採集地点も記録できる。
道すがらキノコのレクチャーを受けたり、植物と菌類が栄養をやりとりするインターフェイスである菌根を見せてもらう。この菌根を通じて、菌類は植物から光合成産物を受け取り、植物は菌類から無機栄養分をもらう。さらにすごいことに、この菌根を介して、植物体間でも栄養のやりとりをするらしい。しかし、細根の先にできた菌根、教えてもらわないと自分で発見するのはなかなか難しい。一口に菌根といってもマツとコナラでは、形が全く違うのだ。
午後は、この森でとれたキノコシチューに舌鼓をうちながら、キノコの同定会。この業界標準?の図鑑「きのこ 山渓フィールドブックス」にも載っていない種類も次々と名付けられていく。専門家とは偉大だ。
- 作者: 上田俊穂,伊沢正名
- 出版社/メーカー: 山と溪谷社
- 発売日: 1994/08
- メディア: 単行本
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やはり食べるという行為は人を引きつける大切な要因だと改めて実感。昆虫食研究会とかあれば入りたいなぁ。などと、考えながらGoogleで検索したら、あった。来年の方向性決定。
ハイイロオニタケ
[2005.9.18: Cルート]