雪上の足跡

kheperer2005-12-23



今年最後の鳥調査。朝、森にはいると、雪の上に獣たちの足跡がたくさん見つかる。調査ルート上を歩き、また森の奥へと消えていく足跡たち。その一つを追いかけてみた。


足跡は、V14のルート上に続く。大きさからタヌキだろうか。歩きやすいのかルートからはずれることなく尾根まで続き、ため糞があった場所をこえてエリア外へと抜けていった。他の足跡を追うと、ルートからはずれてまたふらっと戻ってきたのがよく分かる。動物のためらいまで分かって、冬のアニマルトラッキングも楽しいものだ。


鳥類調査では、コゲラカワラヒワメジロヒヨドリホオジロ・ミヤマホオジロシジュウカラヤマガラエナガハシブトガラス・トビが確認できた。ミヤマホオジロは警戒心が弱いのか結構近くで見ることができる。とさかもはっきりと見えた。冬の森の鳥たちは、木の枝から枝に移りながら、幹や枝に付いた昆虫の幼虫などを執拗に探している。冬に見かける幼虫の保護色が見事な理由が分かった気がした。