ライトトラップ

kheperer2006-07-28



毎月恒例のライトトラップ調査。先日の大雨で、森が水没したが、さすがにもう大丈夫だろうと「龍谷の森」に入る。


夕刻、夕立が来たので林内の湿度は異常に高い。向こうがかすんで見える。Sルートはぬかるんだまま、Vルートも所々水がたまっている。毎月幕を張ってライトトラップをしているS625あたりも水没していた。それ以外の場所もぬかるんでいるのでテントを張るのは厳しい。


とりあえずIBOYのライトトラップをタワーに設置し、森を出る。今回は初めて熊谷のえん堤に幕を張る。温度も湿度も高い夜はいろんな昆虫がやってきそうだ。しかし、しばらくするとまた雨が落ちてくる。遠雷も徐々に近づく。あわてて発電機や幕などを撤収。山での調査で雷ほど怖いものはない。


以前四国の山の尾根で雷雲に追いつかれ、窪地にひれ伏した苦い経験がある。雷雲が真上に来るとバラバラと大粒のヒョウが降ってくる。気休めなんだろうが、眼鏡も腕時計もはずす。近くに雷が落ちると目の前がホワイトアウトし、地面が揺れる。生きた心地がしなかった。


で、雷鳴がおさまると、雨もやむ。調査再開。雨上がりであまり虫はやってこない。梅雨時は天気が不安定でこまる。こればかりは如何ともしがたし。近くのヤナギの樹液に来たのかコクワガタがとれ、カブトムシの匂いもする。幕にはオオトモエやキシタバなどがやってきた。


[2006.7.28: ゴマダラシロエダシャク: 熊谷えん堤]