2006年度 京都大学生態学研究センター公募実習「里山の生物多様性・人と里 山との関わり」の追加募集(3名限定)のお知らせ


野外調査をふんだんに取り入れた公募実習です。どの大学の学生でも参加でき、受講料は無料です。
締め切りが8/27と迫っています。


〜〜里山実習追加募集〜〜


2006年度(平成18年度)京都大学生態学研究センター
公募実習受講生募集要項(追加募集)


1. 実習課題
  「里山生物多様性・人と里山との関わり」


2. 開催目的および内容の概略
  かつての里山薪炭林・農用林として人々の暮らしにとって重要な場所で あった。しかし、燃料革命や農業革命により里山は伝統的な利用価値を失い、 都市近郊では急速に開発が進んでいる。さらに里山は、人が管理してきた自然 にも関わらず、豊かな生物多様性を育んできた。
  この実習では、1500年余りにわたり利用されてきた滋賀県大津市草津市 の瀬田丘陵の里山(植生は1960年代までアカマツ林、現在はコナラ林が優占) をフィールドとして、植物,昆虫,クモ,菌類などの観察・採集・調査によ り、里山生物多様性調査の手法をまなぶ。また、講義では人と里山の生物と のかかわりをまなぶ。


3. 開催日時
  2006年9月4日(月) 〜 2006年9月8日(金)


4. 開催場所
  龍谷大学瀬田学舎の「龍谷の森」、
  京都大学生態学研究センターの「CERの森」、
  立命館大学びわこ・くさつキャンパスの「BKC湿地」


5. 講師一覧
 <野外実習>

  • 里山の植生と植物相調査」

  土屋 和三 龍谷大学文学部教授

  • 「クモの観察と採集」

  吉田 真 立命館大学理工学部教授

  • 「ライトトラップによる昆虫の調査」

  谷垣 岳人 龍谷大学法学部講師

  • 「キノコの観察と採集」

  横山 和正 滋賀大学教育学部教授

  清水 勇 京都大学生態学研究センター 教授

  • 「コアサンプルによる里山林の齢構成」

  藤田 昇 京都大学生態学研究センター 助手

  • 「森の種子散布-動物に運ばれた種子を調べるー」

  木村 一也 金沢大学自然計測応用研究センター 日本学術振興会特別研究員


 <講義 / 里山の自然・社会・人文科学>

  阪本 寧男 京都大学名誉教授 元龍谷大学国際文化学部教授

  丸山 徳次 龍谷大学文学部教授

   須川龍谷大学兼任講師


6. 対象学生
   学部3〜4年生、大学院修士課程及び博士課程の大学院生。


7. 追加募集人数  3 人


8. 所要経費  受講費は不要


9. 受講条件
   受講者(学生)は、「学生教育研究災害障害保険」等に必ず加入していること。


10.受講申込
  受講希望者は、「公募実習受講願」に必要事項を記入の上,「学生教育研 究災害障害保険」等の写しを添えて,生態学研究センター公募実習係へ提出し て下さい。(封筒の表に「公募実習受講願在中」と朱書すること)
  「公募実習受講願」は、ホームページから入手いただくか,生態学研究セ ンター公募実習係へ請求ください。


11.受講願送付および問い合わせ先
  〒520-2113 滋賀県大津市平野2丁目509-3
  京都大学生態学研究センター 公募実習係
  TEL:077-549-8200、FAX:077-549-8201
  Home page:http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp
  e-mail:kyodo-riyo@ecology.kyoto-u.ac.jp
  なお、詳細については下記まで問い合わせください。
  土屋和三 龍谷大学里山学・地域共生学オープンリサーチセンター   
  (龍谷大学文学部教授)
  住所・連絡先:612-8577 京都市伏見区深草塚本町67
  電話:075-642-1111内線3436 Fax:075-643-8510
  e-mail: kma@let.ryukoku.ac.jp


12.申込期限:平成18年8月27日