古文書解読 in 若宮八幡宮

kheperer2005-07-21



今日は里山ORCの文系班のフィールドワークについて行った。調査の目的は、「龍谷の森」のすぐ南にある若宮八幡宮に保管してある古文書の解読だ。


このプロジェクトのいいところは、里山の調査に文系と理系の両方の専門家が関わっている点だ。普段なかなか知る機会のない文系のフィールドワークについて行って民俗、歴史などいろんなことを教えてもらえる。


神社の蔵には数十冊の古文書が木箱に入れて保管されていた。なかには神社の成り立ちを綴ったかなり長い巻物や200年以上前のも出てきてた。多くの古文書は保存状態がよく、達筆なくずし字が読み解ければかなりの情報が得られそうだ。ぱっとみたところ土地の所有関係、家族構成、肥料購入の帳面などがあった。また部屋の間取りなども描かれており、昔の人の生活がうかがい知れる貴重な資料ばかりだ。中には借金明細のようなコアな個人情報もあった。数は少ないが里山利用の規則に関する覚え書もでてきて、解読結果が楽しみ。


あまりの暑さに神社の境内をうろうろしていると石垣にベッコウバチが5-6頭群れていた。ベッコウバチは石垣に巣を作るので巣場所を巡って争っていたのかもしれない。近くの田んぼの脇にはベッコウバチの餌になりそうなコガネグモもいた。


ベッコウバチ:右上
[2005.7.21: 若宮八幡宮]



コガネグモ
[2005.7.21: 若宮八幡宮下]