ライトトラップ調査延期

kheperer2005-07-26



台風の影響で風が出てきたのでライトトラップ調査を延期した。この森は管理放棄されてから40年ほどたつので、アカマツの立ち枯れが多い。風が吹くとこれらの立ち枯れがばたばた倒れてとっても恐ろしい。


これらの人間トラップとでも呼びたくなる立ち枯れも昆虫たちにとっては格好の生息環境のようだ。例えば、クロカミキリの幼虫はアカマツの枯れ木で育つ。この成虫はライトトラップにもいっぱいやってくる。アカマツは材に油を多く含むため、燃料革命以前ならば良質の燃料として立ち枯れになる前に伐り尽くされていたのだろう。だとすると立ち枯れ天国の今は、クロカミキリにとってこの世の春かも知れない。


クロカミキリ
[2004.8.27: 龍谷大学 瀬田キャンパス]