アカネコールサンプル回収


台風一過、晴れ渡った森にアカネコール*1で採集できた虫を回収しに出かけた。時間があったのでいつもとは違う新規ルートを開拓してみた。


孤立した里山林で遭難することもないだろうと地図も持たずに歩き回る。頼りにしていた方位磁石はなぜかリュックサックが北極点だと勘違いしている。太陽の位置からだいたいの方向はわかるのだが、既知のルートのどこにいつぶつかるのかわからない。そんな迷う自分をよそにニイニイゼミは高鳴き、ヒグラシはそこら中から飛び立つ。しばらく歩くとSルートにぶつかり、一安心。


ちょうどリョウブが満開で花の匂いがそこらじゅうからする。この匂いでどんな昆虫を引き寄せているのだろうか。訪花昆虫の調査もしてみたくなった。


足下ではベニイグチやシロオニタケの仲間が傘を広げている。Cルート上ではシロハツモドキもたくさん発生していた。枯れたアカマツから発生したヒトクチタケはもう朽ちかけていた。中を覗いてみるとキノコムシやゴミムシダマシのような虫が3種ほど出てきた。竹筒トラップ*2も覗いてみると葉っぱが詰めてあった。ちゃんと巣を作っているようだ。どんな種類が出てくるのか楽しみだ。

*1:アカネコールについてはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/kheperer/20050523

*2:竹筒トラップについてはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/kheperer/20050617