鳥の巣探し

kheperer2005-11-04



龍谷の森」では、昨年の6月から毎月一回の鳥類調査している。これまでに41種類を確認した。孤立した里山林の割には種数が多い。さらに春先よくさえずっているので、この森で繁殖している種類も多そうだ。しかし鳥の巣はほとんど見つけたことがない。そこで今日は大型種の巣探しをしてきた。日頃、木をじっくりと見上げることがないので不思議な体験だった。


藪をかき分けて、双眼鏡を片手に木を見上げる。この季節は繁殖期じゃないので正確には空き巣探し。秋の台風で落ちた巣もあるのかほとんど見つからない。かろうじてカラスっぽい大きい巣やリスのような小さな巣、あと不明の巣(ほ乳類系?)が見つかる。リスが松ぼっくりを食べた痕、通称エビフライを見つけたことはあったけど巣を見たのは初めて。この森、里山の手入れをしていたころは、アカマツが多く松茸もとれたらしい。今ではコナラなどの広葉樹が優占している。元気なアカマツは尾根沿いの乾燥した場所に限られる。リスにとっては餌が少なく住みにくい森になったのかも知れない。


リスの巣
[2005.11.4: S100東]