毎月恒例のライトトラップ調査

kheperer2006-11-25



今年の秋は例年に比べて暖かい気がする。冷え込みが甘いせいか紅葉の色づきがイマイチである。しかし、それほど寒くないので夜間調査にはありがたい。


もしこのまま(温暖化の影響で?)暖冬が続けば、秋の色づきがわろしということになり、それはそれで風情のないことである。かの有名な生物学者Hamiltonの仮説:紅葉の色づきがアブラムシに対するシグナルという適応的な意味を持つならば、より高温でも紅葉する個体が生き残るはずだ。温暖化に伴う生物の形質進化という点では見物である。ほんまかいな。


飛来するガ類もフユシャクではなく、ナカオビアキナミシャクやミドリアキナミシャクなどのアキナミシャクの仲間である。ガ類相でも、冬でなくまだ秋なのだ。昨年の今頃はどうだったのだろうか、データを見比べてみよう。


[アキナミシャク:2006.11.25:S0625]