ハヤシノウマオイ

調査

虫の鳴き声も季節の移ろいを知らせてくれる。林縁ではツヅレサセコオロギが、林内ではハヤシノウマオイやアオマツムシの鳴き声がする。スイッーチョンと鳴くウマオイにはハヤシノウマオイとハタケノウマオイの２種がいるらしい。外見上には違いがなく、鳴き声で見分けるのだとか。この森のはゆっくりとスイッーチョン、スイッーチョンとなくので、ハヤシノウマオイだろう。ちなみにハタケノウマオイはズイッチョ、ズイッチョとせわしなく鳴く。このウマオイは肉食性が強く、ライトトラップに集まったガを捕食していた。この手の肉食性のバッタ類の前肢には、餌を捕らえるためのトゲが発達している。


ハヤシノウマオイ
[2005.8.26: S625]