調査

ゼフィルス初記録

毎月恒例のS/Cルート*1のピットフォールを回収した。ついでにSルート上でゼフィルス*2を探した。というのもこの森にはゼフィルスの記録がないのだ。いないのではなく、単に発生シーズンに誰も調べていないからだ。いざ探してみると、拍子抜けするくらいあっ…

ピットフォールトラップ回収

里山管理実験区*1に設置したピットフォールトラップに入った昆虫を採集した。オオオサムシ・マイマイカブリの幼虫や成虫・オオクビボソゴミムシ・ヒラタゴミムシ類他たくさん入っていた。このトラップには餌を入れていないので、単純に通りかかった虫が落と…

鳥類調査

毎月恒例の鳥類調査をした。テント泊だったので、今月もキビタキのモーニングコールで目を覚ます。夏至が過ぎたとはいえ4時半すぎから鳥たちは賑やかに鳴き始める。 今月確認できた種類:スズメ・メジロ・ヤマガラ・コゲラ・キビタキ・ヒヨドリ・ハシブトガ…

今月のライトトラップ

毎月恒例のライトトラップをした*1。蒸し暑く風もない好条件だ。昨年の結果では6月が昆虫の数が一番多かった。今月の結果は去年を超えるすごい数だった。 ライトトラップの結果は、タワーの下部のハエ目だけでなんと約1400個体! これは昨年の半年の間(6−…

コドラートの境界ロープ張り

今日、ニイニイゼミの初鳴を聞いた。夏がそこまで来ている、、、というより、もう夏に突入した気になるほど暑い日が続く。実際に各地で6月の最高気温を更新しているようだ。 この蒸し暑いなか里山管理実験区*1のコドラートの周りにトラ模様のロープを張った…

竹筒トラップ設置

カリバチの生態を調べるために竹筒トラップを仕掛けた。カリバチには、筒の中に産卵し幼虫の餌を運びこむ種類がいる。このトラップを異なる環境に設置すると、カリバチの種類の違いや餌メニューの違いを調べることができる。 トラップは、内径の異なる4種類…

ホタル調査

「龍谷の森」南側の上田上堂町の水田地帯でホタルの出現調査をした。このあたりの田んぼは、ほ場整備されていないためか、いい水辺環境が残っている。 あぜ道を歩きながらホタルを探す。日が落ちると少し肌寒い。遠くで鳴くフクロウの声をかき消すようにケラ…

夜の森

昨夜、アカネコール*1で捕れた昆虫を回収した。講義を終えてから、暮れ行く森に明かりを持たずに入った。あたりに闇が広がると、別の感覚が研ぎすまされる。 暗くなるにつれて鳥の鳴き声がやむ。闇の奥から枝が折れる音がする。足を止めて耳を澄ます。獣かと…

チョウ類調査

梅雨入り前の雲一つない晴天のもとチョウ類のラインセンサスをした。ラインセンサスとは、特定のルート上を移動しながら行う調査。調査ルートは熊谷-V15-R15-S-C*1。調査内容は、チョウの種類・行動・個体数の記録。 成虫は9種確認できた:キチョウ・ヒメキ…

バルーン浮揚

「龍谷の森」の植生調査のためバルーンを揚げた。バルーンにはカメラが付いており、上空から写真が撮れる。撮れる写真は風まかせだ。 北風だったので、まず北側の公設市場の角から飛ばした。しかし風がやんだため公設市場の写真ばかり撮れる。人工衛星から軍…

バルーン浮揚下見

「龍谷の森」の植生を上空から撮影するために、バルーンを上げる予定だ。直径2.5mのバルーンにつけたカメラで高度約400mから撮影する。写真からは、樹種・樹高・本数が判別できるそうだ。これらの情報から森に蓄えられている木材の量(材積量)が計算できる…

トラップ回収3日目

マレーゼトラップとウィンドウトラップの3日連続回収の最終日。連日快晴のトラップ日和だった。タワーに設置したウィンドウトラップには、連日10個体足らずの虫しか入っていなかった。ウィンドウトラップにはあまり入らないと聞いていたが、噂に違わぬ貧…

マレーゼトラップ回収

マレーゼトラップで捕れた昆虫を回収した。設置した場所は、里道(Sルート)と平行に走る谷筋(V0ルート)*1の水場創出予定地2カ所。2カ所それぞれ明るさ(光環境)が違う。明るい環境の方が虫の数が多かった。これは予期していたとおりの結果だった。明るい…

マレーゼ&ウィンドウトラップ設置

IBOY式のマレーゼトラップとウィンドウトラップを設置した。 マレーゼトラップとは、色に誘引された昆虫を採集する装置。 飛翔する昆虫が白いシーツの色に誘引されると、垂直に張られた黒い幕に衝突する。飛翔が妨げられた昆虫は上へ上へと上る。この習性を…

アカネコール回収

アカネコール*1に入った虫を回収した。先週月曜日にタワー8.5mの位置に仕掛けたものだ。バケツいっぱいの虫を期待して覗いた。しかし意外に数が少ない。 一番多かったのがトゲヒゲトラカミキリで153個体。トゲヒゲトラは、今頃の季節どこにでもいる普通種だ…

モチツツジ

今日、昆虫を匂いで誘引捕獲する装置(アカネコール)をタワーに設置した。設置した矢先、トゲヒゲトラカミキリが2個体やってきた。なかなかの誘引効果だ。 Sルートは、ちょうどモチツツジが満開だった。 [2005.5.16: Sルート]

調査ルート

「龍谷の森」には、生物調査用のルート(里道S,尾根R,谷筋V,周回C)*1が整備されている。それぞれのルート上に、ルート名と番号のついた杭が5m間隔で打ってある。これがあるので、生物を見つけた正確な場所を記録できる。例えば、Sルート(里道)を100m入った…

鳥類調査

5/8、日の出直後からSルート*1でIBOY式の鳥類調査をした。 朝は5時前にキビタキのさえずりで目覚めた。しばらくしてタワーのすぐ近くの木の枝でさえずりだした。黄色と黒のコントラストがはっきりと見えた。Sルート沿いには少なくとも4個体のキビタキが縄張…

ライトトラップ調査

5/7-8にかけてライトトラップ調査をした。ライトトラップとは、夜間に飛翔する昆虫の多くが灯火に誘引される性質を利用した誘引採集方法。2004年6月から毎月一回、調査している。 方法は2つ、IBOY式と幕張式。 IBOY*1式は、電池式の蛍光灯の周りに透明の板が…

チョウ類調査

昨日、チョウ類調査の下見をした。C0000のアセビの花にコツバメがいた。熊谷沿いのアラカシの木からムラサキシジミが飛び立つ。熊谷には、ルリタテハ、キチョウ、テングチョウ、スジグロシロチョウ、トラフシジミもいた。トラフシジミは、白紋のはっきりして…