調査中止

GW中はよい天気が続いたが今晩の夜半から明日にかけて雨の予想。ライトトラップと早朝の鳥類調査は来週に延期。

新緑

講義のフィールドワークで「龍谷の森」を歩いた。落ち葉腐葉土で発生したカブトムシの幼虫を見て、コナラの原木栽培のシイタケをとり、バイオトイレで自転車をこぐ。 さらにコナラなどの落葉広葉樹の新緑を森林観測タワーから眺める。今年も一気に葉が開いた…

水場作成開始

「龍谷の森」の林内にはいつも水のたまった大きな水場がない。そこで、林内に人工的な水場を作成して、生物多様性の変化を観測する研究を始めている。この水場作成 before & afterのbeforeとして、これまでに2年間、水場作成予定地の各種生物相を調べてきた…

バイオトイレのバクテリア

「龍谷の森」には、水を使わず小大便を分解するバイオトイレ(通称ドライレット)がある。このトイレのキーワードは自転車こぎ。トイレ内に備え付けられた自転車をこぐことで、便漕内のおがくずが撹拌される。 使用頻度が低い場合は分解バクテリアの延命のた…

竹筒トラップ回収

昨年6月に「龍谷の森」に設置した竹筒トラップ を回収した。 中を開けてみると、いるわいるわ。いろんなタイプの巣が見つかった。 葉っぱを詰めたもの(右の写真)、泥で間仕切りをしたもの、泥で繭を作っているもの。 しかも筒の太さや設置場所で入っている…

ライトトラップ

所属が変わったため、ばたばたしていた。気づけば更新がしばらく滞っていた。時間を見つけ、これまでのことを遡って記録しておこう。 今日は毎月恒例のライトトラップ調査。里では、サクラが咲き始めたが、山はまだ冬景色。コナラもまた芽吹く気配がない。一…

イタチ罠設置

「龍谷の森」から田上山系にかけて、イタチ罠を設置した。このあたりには在来種のニホンイタチと外来種のチョウセンイタチがいる。これらの分布域の調査。 生け捕り罠で餌は、フナ。これを水辺に設置していく。 予測では、ニホンイタチは山でチョウセンイタ…

「龍谷の森の」南側の里地、田上を散策した。ツクシやフキノトウがでていた。もう春だ。

ピットフォール

毎月恒例のピットフォール調査。埋めてあるボトルのフタを開けて屋根にする。寒い日の林床は動くものもまばらだ。生き物がほとんど活動していないというデータも必要。 道中赤い実が目に入る。今年はとくに多い気がする。サルトリイバラ・マンリョウ・ソヨゴ…

カブトムシの幼虫719頭!

今年も「龍谷の森」で落葉たい肥を作った。参加者は、「龍谷の森」里山保全の会のメンバーや実習の学生ら50人ほど。昨年仕込んだたい肥掘り起こすと大量のカブトムシの幼虫が出てきた。 たい肥場の大きさは、縦横3m深さ1mちょっとくらい。これが二つあ…

バルーン打ち上げ

「龍谷の森」の植生写真を撮るために、1/10から連日、バルーンを揚げている。今の時期は、落葉しているので昨年6月 のデータと比較すると、コナラなどの落葉樹の位置がよく分かる。 今日は、瀬田キャンパス側から飛ばした。冬にしては珍しい東風。バルーンは…

ピットフォール回収

雪もすっかり溶けてなくなった。先週の雪景色が嘘のようだ。森の木々もすっかり葉を落としている。今年は冬鳥が少ない気がする。恒例のカケスやシロハラの鳴き声をほとんど聞かない。カケスが少ないのは、奥山のドングリの実りがよかったせいかもしれない。…

雪上の足跡

今年最後の鳥調査。朝、森にはいると、雪の上に獣たちの足跡がたくさん見つかる。調査ルート上を歩き、また森の奥へと消えていく足跡たち。その一つを追いかけてみた。 足跡は、V14のルート上に続く。大きさからタヌキだろうか。歩きやすいのかルートからは…

ライトトラップ調査

今年の12月はやけに寒い。昨夜から降り続けた雪のため延期にしようと思ったが、夕刻から止むようなので調査に出かけた。 森は一面の銀世界だった。冬の調査は2年目になるがこれほど積もったことはなかった。といっても、10cm足らず。予定していたピッ…

「朝日・大学パートナーズシンポジウム」

今日は朝日新聞が開催する朝日・大学パートナーズシンポジウム「人をつなぐ 未来をひらく 大学の森 〜里山を「いま」に生かす〜」。今回は口頭発表しないので気が楽だ。といってもポスター発表でこれまでの鳥類調査の結果を紹介してきた。他にも「龍谷の森」…

ロガー交換

温湿度・土壌水分・光量を自動記録するロガーのデータを見るため、ノートパソコン片手に森に入る。コドラートごとのデータを回収していく。 データによると8月初旬が一番熱く、33℃くらいまで気温が上がっている。下界でも熱風が吹き荒れた頃だ。一方、11…

鳥類調査

晩秋、滋賀県南部の紅葉は今がピークだ。樹種によって落葉の時期がかなり異なる。コナラは多くの葉が残っているが、ヤマザクラやウワミズザクラの類はほとんど葉を落としている。ルリビタキも森に帰ってきたようだ。冬の使者でもあるシロハラの声は聞けなか…

山菜・キノコ採集文化について語る小さな会

今日は楽しみにしていたキノコ会。キノコ研究者やそうでない人もみんなで「龍谷の森」に入り、アミタケやオウギタケなどのキノコを採集して、キノコ鍋をする。ちょうど栽培しているシイタケもたくさん出ていた。野外でシートを広げて、森の恵みで鍋をするな…

鳥の巣探し

「龍谷の森」では、昨年の6月から毎月一回の鳥類調査している。これまでに41種類を確認した。孤立した里山林の割には種数が多い。さらに春先よくさえずっているので、この森で繁殖している種類も多そうだ。しかし鳥の巣はほとんど見つけたことがない。そ…

全天空写真

この冬、設置したコドラート内を伐採する予定*1。この伐採前後でどれくらい光環境が変わるかを調べる必要がある。一つはロガーだ。このコドラートには、光量子・温湿度・土壌水分を調べるロガーが設置してある*2。もう一つのが今回の全天空写真。これはデジ…

マレーゼ&ウィンドウトラップ回収3

三日連続回収の最終日。今日もほとんど入らず。虫がいないというデータも必要なのだが、切ない。サンプル処理が楽という利点もあるんやけどね。

鳥調査

夜半から雨。しかも本降り。朝の鳥調査は中止かと思ったが、晴れた。6:20調査開始。雨だれの落ちるSルート、耳を澄まして歩く。 今日の鳥:シジュウカラ・メジロ・ヒヨドリ・コゲラ・ヤマガラ・エナガ・カケス・アカゲラ・カワラヒワ・ホオジロ・キジバト。…

ライトトラップ

夜は毎月恒例のライトトラップ調査。日の落ちるのが早くなった。5時半過ぎには真っ暗になる。18時過ぎにフクロウも鳴き出す。この森にはネズミがいないので、闇夜でねらうはモグラだろうか。フクロウの羽は風切音が出ない構造になっているため、小動物は闇…

マレーゼ&ウィンドウトラップ回収2

今日はツツジ類の開花に必要な光条件を調べているKさんと森に入り、いろいろ教えてもらう。ツツジの仲間は高木を伐採して明るくなると一気に花の量が多くなる。しかしどれくらい明るくなるとどれくらい花が増えるのか、またツツジの種類によって必要とする光…

マレーゼ&ウィンドウトラップ回収1

マレーゼとウィンドウトラップを回収した。虫はほとんど入っていない。森を歩いても虫の羽音はほとんどしない。か細くなったクサヒバリの鳴き声だけが響く。ルリビタキも鳴きだした。冬鳥がもうやってきたようだ。

シマヘビ

森林観測タワーの横でシマヘビを発見した。追尾開始。ヘビはするすると機嫌良く逃げていたが突然立ち止まり、あたりをうろうろしだす。これはシャッターチャンスと近づく。しかし相変わらずわたわた動き回って逃げない、はて? すると突然、地面にするっと消…

各種トラップ設置

今年最後のIBOY3日連続調査。ウィンドウ・マレーゼ・ピットフォールの各種トラップを設置した。あとピットフォールトラップの屋根用割り箸を交換して、落葉時でも見つけやすいようにする。 トラップをセットしていると人の話し声が。なんとナガエノスギタケ…

REC親子自然観察会 - 秋になく虫編 -

今日もREC親子自然観察会。この自然観察会は2000年からやっているので今年で6年目になる。瀬田丘陵に住む鳴く虫もだいたい分かってきた。 10月にはいると気温が下がり昼間でも虫が鳴き出す。鳴き声を頼りに、子供たちと草原で鳴く虫を追いかけ、声の主を…

REC親子自然観察会 - 森の昆虫 -

龍谷大学は、RECコミュニティカレッジ という市民を対象にした様々な講座を提供している。今日はここで親子自然観察会をしてきた。 まずは室内で里山を生活場所とする昆虫や「龍谷の森」での里山ORCの生き物調査などを紹介。つぎに野外に出て里山の昆虫を探…

『太神山不動寺大会式』フィールドワーク

「龍谷の森」南側の山系にある田上山(標高599.7m)。この田上山(太神山)の頂上には、貞観元年(859年)、円珍によって開かれたお寺がある。今日はここの大護摩供の奉納を見てきた。 この太神山不動寺は比叡山の麓にある三井寺と同じ天台宗。奉納では山伏…